防大・自衛隊の思い出をつづります。

魁!防大男塾(應援團リーダー部)

出典元(防衛省HPより引用https://www.mod.go.jp/nda/cadetlife/cadetcorps.html)

防衛大学校に入学すると新入生は必ず体育会系の部活に入部するしなくてはならないというルールがあります。防大では課業後の部活を校友会活動として特に力を入れており、人格教育の理念の一つとして掲げているからです。

防衛大学校といえども部活はいたって普通の内容であり、サッカー部、野球部、ラグビー部、柔道部、テニス部・・・などなど一般の大学にある部活は大抵あります。(珍しい部活といえば儀仗隊や短艇委員会ぐらいもありますが)

しかし防大には漢の中の漢が入り、真の漢になるための部活があります。
それが「應援團リーダー部」なのです。

應援團リーダー部はその名の通り、他の部活を応援するための部活ではありますが、防大では伝統があり卒業式典などの重要な場面で登場します。卒業式典では巨大な防大旗を掲げて、最後に熱いエールを送る名誉あるポジションが与えられています。

出展元:防衛大学校應援團HPより(http://www.nda.ac.jp/ed/cheer/uta/a.html)

そんな名誉ある應援團リーダー部ですが、キチガイ度は圧倒的に高く、他の部活とは一味も二味も違います。まず入部をすると「真っ黒なスウェット」が与えられます。それが誇き高きリーダー部員のユニホームなのです。

そして「リーダー部員は応援をする以上、応援する対象よりもキツイことをしなくてはいけない」という謎理論により、課業後によくわからないシゴキを延々と受けているのです。

排水口金網の上で拳で腕立てをしたり、長い階段を奇声を上げながらランニングをしたり、呻き声を上げながら懸垂などをしています。しかも上級生の話を聞くときは下級生は目を全開に開き、瞬きをしてはいけないというルールもありました。つまり課業後に延々と上級生にシゴかれているのです

今は違うと思いますが、当時はリアルにこういう感じでした(出展元:集英社 宮下あきら作 魁!!男塾

そういうわけで應援團リーダー部に入部をすると自動的に防大生活がベリーハードモードになるので、入部するのは恐ろしい部活でした。

なお私の代はゆとりっ子が多く、クレイジーな応援団にドン引きしてしまったので部員が少なく一時は廃部の危機にありました。
そこで当時の訓練部長(海将補)が「君たちはもっと應援團リーダー部に入部しなさい」という意味不明な訓示を学生にしていたのを覚えています。

入部させた上級生は新入生に「お前が漢の中の漢に日々なっていくのが嬉しい」など意味不明なことを言っている姿も見たことがあります。

最後にいろいろ書きましたが、私は防大の開校祭の出し物で一番好きなのは應援團リーダー部です。あの意味不明な熱意と情熱にしか生み出せない煌きがそこにあるからです。

ぜひ防衛大学校に入学を考えている人は應援團リーダー部にお入りください。みなさんが漢の中の漢になる姿を期待しています。

おわり

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