防大・自衛隊の思い出をつづります。

防衛大学校入校マニュアル~夢のワンダーランドへ①~

出典元(防衛省HPより引用https://www.mod.go.jp/nda/cadetlife/cadetcorps.html)

「防衛大学校」それは令和に存在する男塾であり、横須賀の小原台では日々益荒男たちが夜明けとともに雄叫びを上げて暮らしている日本のワンダーランドである。ここに入校をすると卒業後は青年将校、出世コースに乗れば将官まで行けるまさにジャパニーズドリームを掴むのにふさわしい学校です。

しかし、このワンダーランドのメンバーになるにはそれなりのハードルがあり、全員が入校できるわけではありません。今日はそんな男塾の入校ノウハウをあなただけにこっそりお伝え致しましょう。

注意

この記事は著者の偏見と独断、皮肉に満ちた危険な記事です。
もしあなたがユーモア欠乏症であったり
、防衛大学校に深い愛を持っていたり、
入試の情報をこの記事でしか得ることのできない受験生であった場合は、
大きな損失を被ることがあります。

1.防衛大学校の難易度について

まず防衛大学校に入校するにはそれなりの学力が必要です。よく5chには「防大はFランレベル」と書いていますが、これを真に受けると普通に落ちます。ここで有名予備校から引用した偏差値表をご覧ください。

人文・社会科学62.5
理工学50.0
データは河合塾より引用

ここで見てわかるとおり、実は理工学のほうが圧倒的に入校しやすいです。理由としては元々、防衛大学校は理工学専攻しか存在しない学校であり、基本的に理系教育がメインです。500人の学生がいたら、410人が理系で90人が文系です。

しかし「なんだ~。理工学は頭良くないじゃん」とここで思うのは早計です。防衛大学校はその特殊性から東京大学を蹴ってまで来る学生や医学部落ちの学生、地方国立大学を辞退して来る理工学の学生もたくさんいるからです。また理工学は入学しやすいですが、学力ギリギリで合格・入校をすると普通に勉強についていけなくて「赤点・学科留年」という憂き目を味わいます。そのうえ理工学専攻は実験も多いため、常に時間がなく1学年のときはギリギリな感じで生きることになります。そのためギリギリな点数で入校するよりも一般大学に進学し、4年生で一般幹部候補生の試験を受けたほうがよいと思います。

一方で文系は早慶上智~Marchの上位学部ぐらいのゾーンの学力が多く志望者も多いため激戦ですが、入校をすると基本的に勉強で苦しむことはありません。実験もなく、留年しやすい科目も少ないため文系は「イージーモード」になります。しかしなぜか「えっ、お前その科目で留年するの?マジ?」という学生もおり、留年するケースもあるので油断しないことにしよう(なお留年者は「強くてニューゲーム」と言われます)

次に入試倍率について説明をしていこう。防衛大学校は実は定員倍率が男女で決まっているので、女子学生はさらに入校が難しくなります。

防衛大学校HPより引用

偏差値に記されてませんが入校のし易さとしては「理工男子>>>>>>理工女子>人社男子>>>>人社女子(ぱやぱや主観)」という感じになります。とはいえ理工男子の中にもガチの天才がいるので「理工男子だから頭がよくない」とも言えないという不思議な構図が実はあります。とにかく総論として「理工男子なら入校しやすいけどギリギリの学力で入校すると、べリーハードモードだからおすすめはしないよ」ということです。

追試やっても合格せずに学力不足で男塾から去る学生も多いから勉強もとても大切だよ

2.入試情報を見よう

防大の難易度を見て「よし受験をしてみよう」と思ったら次に入試情報を確認しましょう。

応募資格
【推薦】
高等学校卒、中等教育学校卒(見込含)又は高等専門学校の第3学年次修了者(見込含)
21歳未満かつ高等学校長、中等教育学校長又は高等専門学校長の推薦必要

【総合選抜・一般】
高等学校卒、中等教育学校卒(見込含)又は高等専門学校の第3学年次修了者(見込含)      
21歳未満 ※自衛官である者については、23歳未満

試験科目
【推薦】
学力試験、口述試験及び身体検査
【総合選抜】
1次:学力試験
2次:適応能力試験、問題解決能力試験、基礎体力試験、口述試験及び身体検査
【一般】
1次:学力試験
2次:口述試験及び身体検査

引用元(防大HP):https://www.mod.go.jp/nda/admissions/index.html

防大には「推薦試験」と「総合選抜・一般」があります。実は23歳未満の自衛官であれば入校可能であり、部隊経験をしてから入校する学生も稀にいます。私のときはなかったのですが「総合選抜試験」という一般大のOA入試のような入試もあり、何か顕著な成果があれば受かりやすいそうです。

いずれにしても基本的には「学力試験」→「面接試験」という流れなので学力は必要になります。ちなみに私の同期は推薦試験で「わからない漢字だらけだったけど念じたら受かった」と言っていましたので、推薦の学力試験は多少多めに見てくれるかもしれません(適当)

なお入試試験は無料なので、九州などでは進学校がこぞって模試代わりに防大受験し「とりあえず防大受かったから行くか」とガバガバ理論で来る学生も割とします。そのため福岡出身者が防大では多く、一大勢力になっています。

学力に自信がなくても運動できれば入校できるよ。そして勉強できないけど一芸で入校した人は根性あるから不思議と学科留年しないよ(ギリギリの綱渡りしてるけど)またド田舎の場合「防大に入校」=「村の英雄」みたいな扱いを受けるので、村の英雄になりたい人も受験おすすだよ。

3.地方協力本部に行こう

ここまでくるとあなたの気持ちはもはや防大の一筋になり、この世の楽園に早く入校したいと気持ちが浮ついていることでしょう。そうしたあなたが次にすることは「自衛隊地方協力本部」に行くことです。

地方協力本部はわかりやすく言えば自衛官を募集する機関であり、主要駅の近くの雑居ビルに大抵入っています(旅先でいつも「ここにも地本あるのか!?」と驚くぐらい結構あります)

地本は「自衛隊で唯一ノルマのある職種」と言われており、募集人数の目標があるそうです。そのため地本のおじさん達は近所の学校や職種説明会を開いたり、自衛隊イベントで戦車を見ているミリオタに「ねえ、きみ、自衛隊興味ない?」と不思議な笑顔でナンパをするのです。

また地本には噂によると「防大、防衛医大の入校」は特にポイントが高いそうなので(俗説です)、あなたが防大受験をすると伝えると「えっ、防大!いいねぇ」と地本のおじさんは本気の笑顔を見せてくれるでしょう。そして防衛大学校のDVD映像を見せてくれるケースがありますが、内容はプロパガンダなのでここはテンション低めに見ましょう。

そして地本のおじさんは「ついでに一般曹候補生も受けてみないかい?」とほぼ確実に行ってきますが、もし興味がなければ「いや~、防大ダメだったら○○大に行く予定です」と言いましょう。この○○大はあなたの近所で「あそこの大学は頭がよいぞ」と言われているところを言いましょう。もし「東大に行きます」というと「こいつは冷やかしなのか」と勘繰られてしまうので注意しましょう(防大と一般曹候補生の入試レベルはかなり違うのですが興味あれば一般曹候補生も受けてどうぞ)

なお地本に行く最大の成果は防大の過去問をゲットできることにあります。防大の過去問は赤本以外にもありますが、協力会から出ている内容は値段が高く、お年玉を崩す必要があるので、地本のコピー機をフル活用させてもらいましょう(見るだけと言われる可能性もありますが)なお防大の過去問は立派な表紙で結構カッコいいので、モチベーションを上げるアイテムとしても購入してもよいでしょう(高いですが)

大学の受験を全部失敗して、一般曹候補生だけ受かっているとそこに行きたくなる可能性が高くなるから、一般曹候補生はよく考えて受験しよう。

今回はここまで

次は勉強~筆記試験~面接編を書きます。おたのしみに!

2 COMMENTS

むさし

以下、1より引用です。
偏差値に記されてませんが入校の難しさとしては「理工男子>>>>>>理工女子>人社男子>>>>人社女子(ぱやぱや主観)」という感じになります。

「」内はのままだと理工男子が難しさが大きいとなってしまいます。文脈からすると逆ではないでしょうか?

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です