防大・自衛隊の思い出をつづります。

防衛大学校入校マニュアル~夢のワンダーランドへ②~

出典元(防衛省HPより引用https://www.mod.go.jp/nda/cadetlife/cadetcorps.html)

防衛大学校の難易度、入試情報、地方協力本部に行き、情報が集まったあなたは「よし!じゃあ試験対策をするか!」と意気込んでいるはずです。防衛大学校は一般の大学受験と少し異なっている点がありますので、今回については試験について解説します。

なお実際の内容と異なる可能性がありますので、受験を考えている人は地本に確認ください。

①はこちらからご覧下さい。

1.防衛大学校の入試試験について

防衛大学校の入試試験ですが、実は私立大と同じで3科目のみになります。そのため私立大の対策していない人も合格することは可能かと思います。私が受験したときはマークシート式・筆記式の二つがあり「マークシート式で合格点いかないと筆記試験は採点しません」という少しシビアな方式だったのですが、今は変更になっているようです。また小論文も2次試験の科目ではなくなっているので、1次試験で対策をする必要があります(昔は2次試験の科目でした)

引用元 https://www.mod.go.jp/nda/admissions/files/files/1593493413phpJg7w8c/dai69kijukenyoukouippan.pdf

防衛大学校の受験において、まず一つのハードルになるのが「試験期日」です。一般大学が1月下旬~3月上旬という試験スケジュールなのですが、防大は11月上旬とかなりスケジュールが早いですそのため夏まで運動部で活動していた高校生には少しシビアなスケジュールになり、浪人して防大に入校してくる新入生も結構多いです。

また問題も防大の教授が作成しているため一般大学のような安定した難易度ではなく、「えぇ!なにこれ!?」と思うような難問を出してくるケースがあります。特に英語、また文系の場合だと国語が意味不明なぐらい難しい年が稀にあるので「現役生が11月の段階でこんなの解けないだろ」という問題を出してきます。

なお問題が滅茶苦茶難しい年については逆にチャンスでもあります。理由は「みんな難しくてわからない」=「山勘で受かる」というミラクルが発生するからです(不詳ぱやぱやはそれで合格しました)逆に試験が簡単な年は合格点が引きあがるので問題を外せなくなりますので、いずれにしても勉強をしておきましょう。

小論文に関しては傾向として「日本での英語教育について~」「日本が国際社会においてどうプレゼンスを~」みたいな内容が多い気がします(もう傾向変わっている気がするので調べておいてください)

私の経験から言うと「英語を学ぶ前に日本語をしっかり学び語彙力をつける必要がある」や「日本人ひとりひとりが日本の歴史・文化に誇りを持ち、日本人としての~」といった「日本と日本人はマジ誇りです!」みたいな感じで書けば多分満点取れると思います。満点ではなくても間違いなく及第点は行くと思います。

この辺りは藤原正彦氏の本を1~2冊読んでおけば問題ないと思います。

本当に防大に行きたければ浪人するのも有り。防大は実は浪人生かなり多いぞ

2.一次試験会場について

次に1次試験会場ですが、試験会場は地本のオフィスではなく「近所の駐屯地or基地」になると思います。自衛隊の門をくぐり、教育隊が使用しているような教場で受けます。なお受験をしに行くときの服装は「学校の制服」がベストです。

理由としては自衛官っぽい高校生が行くと駐屯地に行くと、外出をする若手隊員と勘違いされて警衛所で「敬礼せんかぁ!!」と怒られる可能性があるからです(私の知り合いは高校生の時に駐屯地を会場にして行われた部活の大会で怒られてました)

また「ARMY」「NAVY」と書かれたパーカーを着て試験に行くと、同じ受験生から係の人と勘違いされてトイレはどこですか?」と聞かれることもあります(同期の実話)こういったことを考えても自分の身分がわかる学校制服がベターかと思います。

筆記試験は一般大学の入試試験と同じように開始されますが教育隊がある駐屯地の場合「空砲の音」が試験中鳴り響きます。「ボスボス!!バスバスバス!!」と外から明らかに銃声が聞こえるのです。今まで小銃の発射音を聞いたことのない高校生にはこれが衝撃かと思います(私のときは聞こえました)この音を聞いて興奮するか、萎えるかで進学の有無を考えるのまたありです。

初めていく駐屯地や基地の独特な雰囲気があるので飲まれないようにしましょう

3.二次試験会場について

一次試験に合格すると次は二次試験になります。二次試験の指定会場は少なくなり、師団司令部や方面総監部があるような大きな駐屯地になる可能性が高いです。場合によっては前泊が必要になると思います。二次試験では身体検査と口述試験があります。身体検査はハードルが高くないので、これまで特に健康診断に不合格したことがなければ合格するでしょう。

口述試験については「防大の文官教官」と「佐官クラスの幹部自衛官」、そしてサポートをする「事務官」の3人がいると思います。ここは事前に地本で練習をしていれば問題ないと思います。面接間によっては威圧的な佐官がいるケースがありますが、幹部自衛官になるとそういう試練も多いので気にしないようにしましょう。

面接は地本で練習をしていけば問題ないと思います。

4.合格基準について

最後に防大の合格基準ですが、ここは実はブラックボックスです。1次試験合格後に防大第一志望にも関わらず面接で落ちてしまう受験生が実は結構います。一方で防大が第一志望ではなく、地本で面接練習しなくても受かる受験生もいるのです。

周りの同期の話を聞くと「一次試験の点数」が大きく影響している可能性が少なからずあるのかもしれません。また一次試験、二次試験が抜群に上手くいっても身元調査があるので、ここで引っかかる人もいるようです(警察よりもスクリーンニングは緩いと思いますがあります)

なので「合格基準を教えてください」と言われても、防大の試験は様々な要素が絡んでいるので私の答えは「わかりません」です。受かる人は受かりますし、落ちる人は落ちます。ただそれだけかと思います。

5.これで君も男塾だ

こうして君は男塾に入塾の切符を手に入れた!しかし男塾は酸いも甘いもあるキャンパスライフではなく、汗と涙と鼻水の味がするしょっぱい青春だ。君の青春はここから始まる。最後に一言アドバイスをすると「生き残れ、まずはそこらだ」となる。地獄の一丁目で花の同期が待っているぞ!

2学年の話ですがカッター訓練編もどうぞ。

おわり

2 COMMENTS

橘花

お初にお目にかかります。
私は2018年に防大の一般(文系)を受験した者です。(結果は補欠でした)
記事、早速楽しく拝見させて頂きました。
少し補足させて頂きますと、私の時は近所の予備校校舎で一次試験は受験しましたね。
二次試験はぱやぱやさんの仰る通り、大きな駐屯地でした。

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