災害はある日突然襲ってきます。台風、地震、津波、噴火..など災害大国の日本では罹災リスクはいつでもあなたの側にあります。
被災時にはライフラインがストップしてしまうので、いつも通りの手の込んだ食事は食べられないと考えたほうがよいでしょう。
そこで活躍をするのが非常食ですが、非常食には結構当たりはずれがあり「なんじゃこりゃ...」という製品もあります。
今回は自衛隊で傾向食や非常食を食べてきた私が、みなさんに美味しい非常食を紹介しましょう。
目次
非常食や保存食には当たりはずれがある
冒頭にも述べましたが、非常食や保存食には当たりはずれが結構あります。
口に合う合わないという好みもありますが、
保存食は特性上「容器の臭いが移りやすい」「保存料が多い」「味付けが濃い」など、
一般の食品にはない特徴があります。
中には保存料や奇抜な味付けで不自然な味がする、
通称「ディストピア飯」「世界崩壊後の缶詰」と呼ばれる食品も存在します。
また「まずくはないけど味が濃い」「飽きがくる味」という製品もあるので、
可能なかぎり「いつも通り美味しく食べることができる」という保存食を選ぶのが吉でしょう。
なお自衛隊の携行糧食については以前の記事で書いているので、
こちらもぜひ読んでみてください。
そんなチョイスが難しい保存食ですが、
今回については私が食べてきた中で「うまいゾ!」と思える商品を紹介致します。
尾西食品 アルファ米
まず紹介するのは尾西食品のアルファ米です。
アルファ米とは簡単にいえば一度炊いたご飯を乾燥させたもので、
お湯や水を入れれば通常のご飯になります。
尾西のアルファ米を始めて食べたときは「えっ!こんな美味いの?」という衝撃を覚えました。
味の種類も豊富で、何を食べてもおいしいです。
写真はAmazon製品紹介より出典(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06XZM1RGH)
ちなみに尾西食品は宇宙食のおにぎりなどの研究開発をしており、
世界中はもちろん、宇宙でも日本の味を楽しめるような製品を作っています。
またアルファ米は「携行に便利」「ごみ捨てが楽」などの利点も多いので、
パックや缶詰のご飯よりも利便性はかなり高いです。
海外旅行や登山などでも大活躍するので買っておいて損のない商品です。
尾西食品は癖がなく、普通のご飯の味なので本当におすすめです。普段の昼食などで食べてもおいしいです。
えいようかん
井村屋の「えいようかん」は長期保存用のようかんです。
「災害時にようかん!?」と思われる方も中にはいると思いますが、
ようかんは手軽なカロリー補給に最適で演習中の陸上自衛官やマラソンランナーに愛されています。
5年間の長期保存用ではありますが、甘さは控えめで非常においしいです。
災害時はもちろんこと、サイクリングや登山での栄養補給にも最適なので用途の幅は広いです。
乾パンなどと違い、水がなくても食べることができますし、
ほどよい甘さが疲れを癒すのでぜひ準備をしてほしい一品です。
ようかんはカロリー補給によく、おすすめです。小分けなので手が汚れないのもgood!
缶deボローニャ
缶deボローニャは「乾パン」ならぬ「缶パン」です。
パンの名店であるボローニャが開発しており、
缶を開けるとフワフワのパンが登場します。
長期保存用のパンは数多くありますが、
缶deボローニャは味・質ともに群を抜いています。
陸上自衛隊でも長期保存用のパンを携行食として貰えますが、
こちらのほうが比べ物にならないほどおいしいです。
缶のデザインにも高級感があり、
「これは非常食ではなく、お歳暮じゃないか!」という印象です。
少し値段は高いですが、非常時こそ美味しいものを食べたい方におすすめです。
災害時でもフワフワの美味しいパンを食べたい人におすすめです。
まとめ
非常食は様々なバリエーションがありますが、
可能な限り、自分の口に合ったものを選びましょう。
また同じ製品だけで非常食を構成すると、
すぐに味に飽きるので幅はできる限り持たせましょう。
非常時こそ、美味しいものを食べましょう!