お金をかけずに陸上自衛隊を楽しもう!~来年の春に自衛官になる君へ~

陸上自衛隊に入隊をすると装備品や被服などが貸与されます。
そして衣食住が無料です。

つまり陸上自衛隊とは、
基本プレイ無料のオンラインゲームのようなものです。

ベテランになればなるほどこの無料プレイは楽になりますが、
どうしても新隊員のうちは最初に買わなければいけない物が発生するので、
コストが掛かってしまいます。

新隊員教育隊ではなるべく新隊員の身銭を切らせないように努力はしますが、
どうしても迷彩シャツや運動服などは新隊員が自腹で購入する必要があります。
こういった初期の支出が意外と大きいのです。

今回はこれから新隊員になる君のために、
お金をかけずにやり過ごす技をお伝えしましょう。

体操服、運動靴の入手方法

陸上自衛隊に入隊をする前には運動服と運動靴を持ってくるように指示をされますので、
ジャージや運動服を持っていない新隊員は事前に購入をする必要があります。

新隊員教育隊によっては全員が同じジャージや運動靴をまとめて購入する所もありますが、
どのみち刑務所の受刑者のようなダサイジャージを買わされるので、
部隊配属になったときにどのみち買う必要があります。
(知り合いの女性自衛官は女性自衛官教育隊のジャージを女囚人のジャージと言っていました)

青野ヶ原駐屯地HPより出典(https://www.mod.go.jp/gsdf/aonohara/blog/blog_01.html)

この話を聞いて「運動服なんて家にあるやつを適当に持っていけばいいんでしょ?」と思う人も多いと思います。
しかし不良バスケ部が着るちょっとレゲエの風を感じそうな感じのゆるい感じのジャージや、明らかに機能性の悪い学校指定の運動服などを持っていくと「ずんだれた格好をするな!」と指導を受けるので、自衛隊で着用をすることができません。陸上部のようなジャージを買いましょう。運動靴に関してもドン・キホーテや靴の流通センターなどで銀のラックに山積みになった運動靴ではいけません。あなたは厳しい体力検定に合格する必要があります。そのためには日曜日に目をキラキラしながら皇居の周りを何週もするオジサン風のガチめのギアを用意する必要があります。

青野ヶ原駐屯地HPより出典(https://www.mod.go.jp/gsdf/aonohara/blog/blog_01.html)

この本格的な運動服を入手するのが中々厄介です。駐屯地の売店に行くとちょっと高めのお値段で高性能シューズが売っていますが、今回はできるだけお金を使わない方法を考えましょう。

その方法は簡単です。あなたが高校生なら、陸上部か野球部あたりの同級生に陸上自衛隊に入隊する旨を伝えましょう。そして彼らに「大学(社会人)でも部活続けるの?」と聞きましょう。人によっては「サークルで続けようかな」と思っていても「いや、もう野球は卒業っしょ!これからはパリピにいきるわ!」といってしまうお調子者がいるはずです。そしたらチャンスです。「じゃあ、よかったらお古の運動着や靴くれないかな?」と聞きましょう。するとパリピになるといった手前「わかったやるよ」と言いい、内心「もったいないな」と思いながらもあなたにくれるでしょう。特に同級生がスポーツ名門高校のエースや県代表だった場合、運動着や運動靴を大量にもっており「一着ぐらいいいよ」とあなたにくれるでしょう。ただ貰うときは学校名などの刺繍などないものをもらいましょう。そのまま強豪校のジャージなどを着ると「えっ、智弁和歌山の野球部いるじゃん」と無駄に注目されてしまいます。無駄なプレッシャーをかけないために控えましょう。

裁縫セットはドラゴンを使おう

陸上自衛隊に入隊すると最初は縫物の連続になります。指から血が噴き出るほどチクチク縫物をする必要があります。当然ながら大体の場合、入隊の案内で「裁縫セットを持ってきてください」と書かれています。当然売店にも売っていますが、できるだけ経費を浮かせるために自分で持って行ったほうが良いです。この案内がきて「裁縫セットはあったかな?」と思ったとき、あなたは思い出します。そう小学5年生ぐらいのときにナップサックを作るために購入したドラゴンの裁縫セットの事を。



あなたは「えっ、ドラゴンの裁縫セットなんか持っていったらバカにされちゃう」なんて思うかもしれませんが、陸上自衛隊は「プライドを捨てろ!もっとバカになれ!」と訓練中はきつく言われます。そして新隊員教育隊にはドラゴンの裁縫セットをバカにするような雰囲気はないので安心してください。

むしろ「ドラゴンは将来的にダサくなるから...」と小学校時代に思ってた人より、精髄反射でドラゴンの裁縫セットを買える人は陸上自衛隊に向いているのです。恥ずかしがる必要はありません、さあ、押し入れから伝説のドラゴンを開放しましょう。

蓋付きのバケツを手に入れよう

陸上自衛隊に入隊するとOD色の蓋つきのバケツの中に洗濯物を詰め込むことになります。このようなバケツは大体部隊の私物庫などにいけば「次の方どうぞ」と書かれた申し送り用のバケツがあります。しかし新隊員のうちは勝手に部隊の私物庫などに行くことは当然許されず、新品を売店で購入する必要があります。これを売店で購入すると結構な額になります。

  


そんな時は自衛官募集をしている地本のオジサンに「ODのバケツが欲しい」と一言いいましょう。たぶん、オジサンの原隊の部隊の倉庫に幾つか必ずあまってるはずなので、地本のオジサンは大切な入隊者のあなたのために、ササっと用意してくれるでしょう。おまけに角ハンガーや洗面器もくれる可能性もあります。地本のオジサンには優しくおねだりをするのが吉でしょう。

 

親戚のおじさんを活用しよう

陸上自衛隊にはミリタリー向けよりも、ワークマンや無法松に売っているようなギアのほうが良いという人たちがいます。実は野外作業員たちのギアは陸上自衛隊にも役に立つのです。

あなたの家が親戚一同があつまる新年会をやるような家庭だった場合、「ワークマンのジャケットすごいんだよ」と延々と語るおじさんは一人ぐらいいませんか?親戚が一同「はいはい、すごいすごい」とあきれ返るようなようなワークマンマニアのおじさんです。そんなおじさんに「おれ、自衛隊に入るんだけど、ワークマンに陸上自衛隊でも使えそうなアイテムないかな?」と聞きましょう。そうするとオジサンはニコニコ顔でワークマンの魅力について語るはずです。その姿を見た親戚のおばさまが「そんなに言うならワークマン一緒に行ったら?」ときっと言うでしょう。そうしたらしめたものです。


無法松Twitterアカウントより出典(https://twitter.com/muhoumatu_work/header_photo)

ワークマンや無法松で高機能の靴下や緑色の長袖シャツを沢山買ってもらいましょう。

まとめ

自衛隊訓練グッズは実は集めることが可能です。
RPGゲームのようにお金を出さずに良い装備を集めていきましょう。

 

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